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災害拠点病院間ネットワークシステムの構築と運用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10128228
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

鎌江 伊三夫  神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (70252905)

研究分担者 大星 直樹  神戸大学, 都市安全研究センター, 助手 (80294247)
中山 伸一  神戸大学, 医学部, 講師 (00252776)
石井 昇  神戸大学, 医学部, 教授 (10168172)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードGIS / 阪神淡路大震災 / 液状化 / 被害予測 / 病院
研究概要

本研究では地理情報システムGeographic Information System(GIS)に医療機関の情報を入力し、病院のもつ種々のデータをシステム上に表示できるようにした。また、地震災害時に予想される液状化についての神戸市内の主要な医療機関についての評価をおこなった。はじめに神戸大学都市安全研究センターで開発された神戸市全域の地盤情報を有する地理情報システム、通称JIBANKUN上に神戸市内の1400弱(数字が確定しないのは阪神淡路大震災の影響で仮設診療所などの情報が確定しないためであり、不明件数は22ある)の医療機関、病院の所在地、診療科目等の情報を入力した。このことにより医療機関のデータがGIS上で視られるようになった。入力されているデータ項目はその医療機関の所在地、連絡先、診療科目、病床数、救急告示の有無などである。これらの情報に基づいて救急対応可能な医療機関や透析可能な医療機関、あるいは一定数以上の病床数を備えた医療機関をシステム画面の地図上に表示可能である。また、このGISには神戸市内約7000haの4000地点以上のボーリング調査のデータが入力されている。このデータによって入力された地盤データに基づき液状化判定等の解析が可能である。本研究では神戸市街地の主要な医療機関65についてその病院と隣接する道路についての液状化評価を3段階で行った。28の医療機関が3段階で最も液状化の可能性があると判定された。この判定に基づき災害緊急時の患者の搬送経路を平時から知っておくことが可能になった。このことは災害対策を計画立案するときに重要であり、GISでの広域的な視点に立った情報は一刻を争う事態が発生したときに非常に有用である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大星直樹: "電子災害対策マニュアルの災害医療危機管理への応用" 神戸大学都市安全研究センター研究報告.

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 大星直樹: "GISを用いた神戸市中病院周囲の液状化リスク評価" 神戸大学都市安全研究センター研究報告.

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松尾秀樹: "阪神・淡路大震災前後における西宮市の平均余命の動向" 神戸大学都市安全研究センター研究報告.

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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