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コバルトとニッケルによる遺伝子発現制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10129204
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

土屋 輝昌  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (20242109)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードコバルト / ニッケル / 遺伝子発現
研究概要

原核生物の酸素センサーFixLでは、ヘム鉄が酸素の着脱に関与していることが想定されたので、理化学研究所・生体物理化学研究室との共同研究により、ヘムを固定しているアミノ酸残基を決定した(Nakamura et al.,1998)。さらに、ヘム鉄を含んだ酸素センサーFixLを結晶化し(Miyatake et al.,投稿中)、立体構造を解明することに成功した(Miyatake et al.,投稿準備中)。
Differential ScreeningやmRNA Differential Display等の技術を用いて、低酸素状態や金属暴露よって発現が誘導される遺伝子群(酸素・金属応答遺伝子スーパーファミリー)の存在を明らかにした。そして、全遺伝子の約1%が、このスーパーファミリーに属するものと考えられ、おそらく数百種類の遺伝子があるものと推定している。さらに、それらの中から新規の遺伝子を見い出した(Okada et al.,投稿中)。
エリスロポエチン遺伝子のプロモーター領域が低酸素状態において活性化される現象は、細胞系列に特異的であることを解明した(Kambe et al.,199B)。さらに、エリスロポエチンの遺伝子発現は、2種類の転写因子(HNF-4とHIF-1)の相互作用によって制御されていることを解明した(Zhang et al.,投稿準備中)。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kambe,T.,et al.: "Embryonal Carcinoma P19 Cells Produce Erythropoietin" Blood. 91. 1185-1195 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Nakamura,H.,et al.: "Identification of Hydrophobic Amino Acid Resiclues" B.B.R.C.247. 427-431 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 土屋輝昌: "赤血球(分担執筆)" 医学書院(三輪史朗監修), 257 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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