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単分散ラテックス電極を用いたモデル粒子の一粒子電極反応

研究課題

研究課題/領域番号 10131229
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関福井大学

研究代表者

青木 幸一  福井大学, 工学部, 教授 (80142264)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードラテックス / 導電性高分子 / 電極反応 / コロイド / 分散 / モデル粒子 / 一粒子検出
研究概要

イオンを分子の自由行程位の局所領域中に閉じ込めてレドックスサイクルを行わせると,一分子の電極反応を観察できることがA.Bardによって報告されたが,エルゴード性を示したに過ぎない。本当に一粒子の電極反応を調べるにはピコ秒で揺らぎを測定せねばならないが,現在の電気化学の技術では不可能である。申請者は巨大なモデルレッドックスイオンを創製する可能性を見出し,表面電荷が10,000以上であり,電気素量が10,000倍大きくなったような挙動を示す。
ポリスチレンスルフォン酸のミクロスフィアーを合成した。大きな粒子が得られるように溶液調製した。TEMで観察したところ,直径が134nm,分散度が1.01であるほぼ単分散の球状ラテックスであった。このラテックスにポリアニリンを化学酸化によって修飾した。
微小電極法を用いて,ラテックスを酸に分散させたコロイドのCVおよび定電位電流時間曲線を測定した。後者の電流を時間の平方根分の1に対してプロットした切片と傾きから,粒子の拡散係数を算出した。この値はStokes-Einstein式を用いて球の直径から求めた値より少し大きかった。この拡散係数,濃度,プロットの傾きから求めたnの値は15,000であった。定常状態の電流を測定し,そのフーリエ変換を行ったところ,通常のノイズ(60Hz)に関連したノイズ以外の周波数応答が得られた。現在解析中である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Teragishi, K.Aoki: "Formation of conducting clusters of polyaniline films detected by light scattering" J.Electroanal.Chem.(in press).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] K.Aoki, Y.Teragishi, M.Tokieda: "Light scattering of polyaniline films respending to electrochanical smiteking" J.Electroanal.Chem.(in press).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] K.Aoki, T.Lei: "Reduction kinetics of Hydrogen ion immobilized electrostutically on Polystylene Latex" Electrochem.Comm.(in press).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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