研究課題/領域番号 |
10131244
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村越 敬 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40241301)
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研究分担者 |
北村 隆之 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40294037)
和田 雄一 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40182985)
柳田 祥三 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10029126)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | クーロンブロッケード / 単電子伝達 / 自己組織化 / 単分子層形成 / 半導体超微結晶 / 金属微粒子 / 不斉分子認識 / 電気化学電位制御 |
研究概要 |
1. 粒径数nmの金属・半導体ナノクラスターの調整:液相中において粒径、結晶系の制御された金属あるいは化合物半導体クラスターの調製法を確立した。特に金クラスターについては新しい光化学反応による無電解メッキ法を開発しナノサイズでの構造制御を可能とした。 2. ZnO超微結晶の表面Zn原子と強く相互作用する不斉リン酸化合物を用いて化学修飾を行い、その表面修飾法を確立し表面状態を検討した。さらに溶液中におけるZnO超微結晶の表面不斉場に対する不斉アミノ酸の相互作用の違いをZnO超微結晶の蛍光消光の割合で評価し、不斉分子修飾ZnO超微結晶のアミノ酸不斉分子認識能を賦与することを試みた。その結果、S-BNP修飾ZnO超微結晶はL-Tryptophanとの相互作用が大きく、逆にR-BNP修飾ZnO超微結晶はD-Tryptophanとの相互作用が大きいことが分かった。修飾剤BNPはZnO超微結晶に表面修飾されることにより超微結晶表面にて2次元的なの規則幾何構造を形成することが期待される。この表面不斉分子配列の立体的な障害にによりL-,D-Tryptophanに対するエナンチオ選択性すなわち不斉認識能が発現したことを証明した。この他、ZnS超微結晶表面の溶媒和構造、表面分子修飾についても検討を行った。
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