研究課題/領域番号 |
10131259
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
彌田 智一 東京都立大学, 工学研究科, 教授 (90168534)
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研究分担者 |
松下 未知雄 東京都立大学, 工学研究科, 助手 (80295477)
鈴木 剛彦 東京都立大学, 工学研究科, 助教授 (50087300)
河合 定 東京都立大学, 工学研究科, 助教授 (00087298)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 電子移動平衡 / インプリント電解重合 / 分岐型ビオローゲン / アニオン認識 / 電荷移動相互作用 / 空隙サイズ / 相互作用認識 / 電子状態 |
研究概要 |
本研究は、外場や外部刺激に応答するラジカルイオン対の電子移動平衡を構造規制された電極界面に実現し、そのへテロ混合原子価状態の変化をセンシングモードとする新しいタイプの電極表面修飾を創製することを目的とする。そのためには、界面における効率よいセンシング反応場の構築が不可欠である。本研究では、光電気化学的に活性なビオローゲンを機能性単位とする分岐型高分子薄膜の電解重合において、対アニオンによる分子インプリント法の適用を試みた。この分岐型ビオローゲン高分子薄膜は、対アニオンによる空隙サイズの制御とビオローゲン骨格との特異的な電子的相互作用が期待できる。今年度は、このインプリント電解重合によって作製された分岐型ビオローゲン高分子薄膜によるアニオンのサイズ認識を電気化学的かつ分光学的に検出した。これは、薄膜内の酸化還元過程における対アニオンの移動が形成された空隙サイズによって律速されるために起こると考えられる。直鎖状の高分子ビオローゲンではほとんど対アニオンの認識はできなかった。さらに、同じサイズと構造を有するアニオン性金属錯体とビオローゲンとの電荷移動相互作用を介した電子状態の認識を行った。以上の結果は、従来の架橋高分子樹脂による分子インプリントとは異なり、インプリント薄膜を任意の膜厚で制御できることと被認識物質の大きさ・構造に加えて電子状態を認識できる多次元センシングを実現した。
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