研究課題/領域番号 |
10132224
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
青井 啓悟 名古屋大学, 農学部, 助教授 (30222467)
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研究分担者 |
野村 信嘉 名古屋大学, 農学部, 助手 (70291408)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | デンドリマー / ブロック共重合体 / リビング重合 / ポリペプチド / 分子触媒 / 開環重合 / 放射成長重合 / 反応速度論 |
研究概要 |
ポリ(トリメチレンイミン)デシドリマー1を開始剤とするアミノ酸N-カルボキシ無水物(NCA)の放射成長重合(RGP)の速度論的解析を行った。重水素化溶媒中で、開始剤1によるサルコシンNCAの重合を行い、^1H NMRを用いた直接測定により開始反応ならびに成長反応速度を観測した。通常の線状重合体の場合を想定した対照実験として、n-ヘキシルアミン開始剤の重合を検討し、球状開始剤の加速効果を算出した。その結果、線状成長と比較して放射成長の場合は100倍以上の明確な加速効果が認められた。すでに、加速効果が認められている直径が倍ほど大きいポリ(アミドアミン)デンドリマーの場合よりその効果は大きかった。 溶媒にN,N-ジメチルホルムアミドを用い、極性を変えて加速効果の変化を調べる。N,N-ジメチルホルムアミド中では予測されたように加速効果は抑制され、デンドリマー外周の局所的なモノマー濃縮効果が効いていることが分かった。アレーニウスプロットをとり、頻度定数などにより衝突確立を考察した。また、デンドリマーとの結合部位にエステル結合を導入し、鎖長の揃った放射状直鎖が生成していることを確認した。
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