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ケイ素化合物の構造と反応性に関する理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10133223
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

山邊 時雄  京都大学, 工学研究科, 教授 (80025965)

研究分担者 吉澤 一成  京都大学, 工学研究科, 助教授 (30273486)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードケイ素化合物 / 遷移状態 / シリコンクラスレート / 分子軌道 / 化学反応経路
研究概要

本研究では、ケイ素系化合物の構造と反応性に関して理論化学的な見地から以下の研究を行った。
ベンゾジシラシクロブテンの開環によって生成するベンゾジシラブタジエンとアセチレン分子の間にディールス・アルダー型の反応が極めて低い活性化エネルギーで起こり、Si-C結合が生成してアセチレンの3重結合が一部切れることを理論的に予言した。この反応の律速は、前半の開環反応にある。また中間体であるベンゾジシラブタジエンは実験的に観測されていないが、理論計算から。また、シリコンクラスレート化合物は、高い対称性を有するシリコンクラスターが面を共有することにより3次元網目構造を形成している。シリコンクラスレート化合物はナトリウムやバリウムを取り込むことにより約4Kで超伝導を示す。Si_<20>およびSi_<24>シリコンクラスターの振電相互作用とヤーン・テラー効果に着目し、超伝導性との関係を考察した。その結果、Si_<20>クラスターにおける振動数の最も低いモードがヤーン・テラー効果ひいては超伝導に深く関係していることが分かった。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Yoshizawa: "Vibronic Interactions in Silicon Polyhedra of the Si_<46> Clathrate Compound" J.Phys.Chem.A. 102. 10113-10119 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] A.Naka: "Synthesis and Platinum- and Palladium-Catalyzed Reactions of Benzo[1,2:4,5]bis(1,1,2,2-tetraethyl-1,2-disilacyclobut-3-one)" Organometallics. 17. 5830-5835 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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