研究課題/領域番号 |
10135222
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高原 淳 九州大学, 工学部, 助教授 (20163305)
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研究分担者 |
梶山 千里 九州大学, 工学部, 教授 (60037976)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 結晶性高分子 / ポリエチレン球晶 / 偏光 / 近接場光学顕微鏡 / 複屈折 / 原子間力顕微鏡 / 消光リング |
研究概要 |
ポリエチレン球晶薄膜の走査フォース顕微鏡および偏光下での近接場光学顕微鏡(NSOM)観察を行った。 重量平均分子量、Mw=520kの多分散ポリエチレンの1wt%p-xylene溶液よりポリエチレンの薄膜を調製後、融解、結晶化し、直径数十μmの球晶を有する薄膜を調製した。この薄膜をファーフィールドの偏光顕微鏡で観察し、明確な消光リングとマルターゼクロスを観察した。この薄膜のトポグラフィー像および偏光NSOM像(透過モード)を、近接場光学顕微鏡を用いて観察した。光源として、アルゴンレーザー(波長488nm)を用いた。偏光観察の場合、光ファイバーに入射直前にλ/4板を挿入して、プローブからの出射光を直線偏光にした。またフォトマル直前の検光子は直交ニコルの状態にセットした。この条件での偏光比は1:15であった。トポグラフィー像には消光リングに対応した凹凸が観察された。これはラメラのねじれに対応すると考えられる。一方、偏光NSOM像には、消光リングに対応する明暗が明確に観察された。
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