• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ピッチ/有機金属複合体を出発原料とするメソポア活性炭の開発と応用

研究課題

研究課題/領域番号 10137236
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関広島大学

研究代表者

玉井 久司  広島大学, 工学部, 助教授 (40106802)

研究分担者 井原 栄治  広島大学, 工学部, 助手 (90243592)
白浜 博幸  広島大学, 工学部, 助手 (60127660)
安田 源  広島大学, 工学部, 教授 (00028200)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードメソポア / 有機金属 / ピッチ / 活性炭 / 金属微粒子
研究概要

イットリウム,アルミニウムおよびチタンのアセチルアセトナート錯体(それぞれY(acac)_3,Al(acac)_3,TiO(acac)_2)を含有するピッチを水蒸気賦活することにより得られた粘性炭素繊維への酸性染料(Acid Red 88)及び直接染料(Direct Yellow 11)の吸着性を,活性炭素繊維の細孔サイズ(Y(acac)_3の場合メソポーラス(メソポア活性炭),Al(acac)_3,TiO(acac)_2の場合ミクロポーラス)及びζ電位の観点から検討した結果,吸着が主として活性炭の細孔サイズに依存すること,すなわちY(acac)_3含有ピッチから得られたメソポア活性炭の場合分子サイズの大きいしDirect Yellow 11の吸着性が高いことが明らかになった。さらに種々のpHでのメソポア活性炭への吸着性を検討した結果,吸着が細孔サイズに加えて活性炭のζ電位に影響されることが示唆された。
Y(acac)_3に加えて他の有機金属錯体(Co,Fe,Ni,Pd,Pt,Rhのそれそれアセチルアセトナート錯体)を含有するピッチを,テトラヒドロフランを溶媒に用いて得、さらにこのピッチを水蒸気賦活することにより活性炭を合成した結果,Y(acac)_3に基づいてメソポアが発達し,かつ貴金属等の金属種を均一に分散した活性炭が得られることが明らかになった。これらの活性炭は巨大分子に対して高い触媒活性を有することが期待できる。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 吉澤徳子: "金属酸化物担持型メソ孔性活性炭における微粒子の分散特性" 炭素. No.181. 8-13 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木雅彦: "イットリウム錯体含有ピッチから得られたメソポア活性炭繊維の吸着性と酸処理の影響" 炭素. No.181. 20-26 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 東学: "有機金属錯体含有ピッチを原料とする炭素材の調製と特性" 炭素. No.182. 79-84 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hisashi Tamai: "Dye Adsorption on mesoporous Activated Carbon fiber obtained from Pitch Containing Yttrium Complex" Corbon. (in press).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木雅彦: "金属錯体含有ピッチから得られた活性炭素繊維の染料吸着特性と.電位" 炭素. No.183. 151-155 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi