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ケイ化タングステン層被覆炭素材料の熱伝導及び耐酸化特性

研究課題

研究課題/領域番号 10137246
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

山本 修  神奈川工科大学, 工学部, 助手 (00230540)

研究分担者 曽我部 敏明  東洋炭素(株), 開発部, 課長(研究員)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード炭素 / ケイ化タングステン / 反応 / 熱伝導 / 耐酸化
研究概要

炭素材料は、高温域において優れた比強度、高い熱的安定性及び熱伝導を示すことから、ガスタービンや核融合炉の外壁ならびに超耐環境性材料としての使用が検討されているが、核融合炉への応用を考えた場合、軽量かつ加工性が良く、さらに中性子照射による材料の耐劣化が求められる。そこで本研究では、スパッタリング特性の優れているケイ化タングステンを炭素材料を固相反応し、その複合基材の作製過程における反応様式及び熱伝導率を検討した。
ケイ化タングステンと高密度黒鉛基材とを固相反応した結果、基材界面では炭化ケイ素及び炭化タングステンが検出され、基材内部においては炭化ケイ素の濃度傾斜層が形成した。基材内部における炭化ケイ素の濃度傾斜層を形成機構を調べるために、基材表面に模擬ノッチを導入し、シリコンとの固相反応を行ったところ、濃度傾斜層の形成は基材表面上に点在している細気孔が関与しており、細気孔に閉じこめられた微量の酸素がシリコンと反応して一酸化ケイ素ガスとなり、この生成ガスが気孔を介して基材内部に拡散することによると考えられた。また、ケイ化タングステン層被覆基材の熱伝導率は、未処理基材とほぼ同一であり、核融合炉への応用に可能性があることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山本修: "低分子量有機化合物を原料としたCVD法による炭素薄膜の合成と電気的性質" 炭素. 1998巻・185号. 256-261 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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