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Si中でのf電子系金属の分散状態の制御とその磁性・輸送現象に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 10138213
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関大阪府立大学

研究代表者

藤村 紀文  大阪府立大学, 工学部, 助教授 (50199361)

研究分担者 芦田 敦  大阪府立大学, 工学部, 助手 (60231908)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード希薄磁性半導体 / Si / Ce / 強磁性 / フェリ磁性 / 重い電子系 / 電子相関
研究概要

Si中に希薄にCe金属を固溶させてバルクサンプルを真空アーク溶解法によって、薄膜サンプルを真空蒸着法によって作成した.バルクサンプルにおいてはCeSiという反強磁性物質の微量の析出が生じていたものの、約6k近傍にキュリー点を持つ強磁性相転移が観察された.キャリア濃度が10^<18>オーダーと比較的多くのCe3+が固溶しているためRKKY的な相互作用によると予想されるが、Ce濃度を変化させても残留磁化は増加するもののキュリー点が変化せず未だ不明な点も多い.Ce濃度を大きく増加させると、CeSiに代わって非磁性で強い電子相関を有するCeSi2の析出が観察される.この試料においては輸送現象に重い電子系的な振る舞いが見られた.Siマトリックス中に多様な磁性を有するCeシリサイドを分散させることによってマトリックスの物性をコントロールできる可能性が示唆される.この試料は多結晶であるためにこのメカニズムを考察するための実験が困難であるため、薄膜試料の作成を試みた.真空蒸着法によって作成された試料では、エピタキシャル膜は得られず、強磁性相転移も観察されなかった.しかしながらフェリ磁性的な振る舞いが観察された.今後はMBEを用いてエピタキシャル膜の作成を試みる予定である.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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