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一般的な再帰構造をもつ関数プログラムの融合変換とその実用化

研究課題

研究課題/領域番号 10139210
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

岩崎 英哉  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (90203372)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード構成的アルゴリズム論 / プログラム変換 / 融合変換 / 関数プログラム
研究概要

本年度は,主として次のような研究を進めた.
1. 融合と組化という二つのプログラム変換手法を有効に組合わせることによる,系統的な変換の実現.
2. 相互再帰の定式化という前年度の研究成果を実働システムとして役立てるための,データ構成子の抽象化手法の検討.
前者に関する主要な成果は,複数の独立したプログラム変換手法,具体的には融合(Fusion)と組化(Tupling)を順番に適用することにより,プログラムを効率のよいものへ系統的に変換可能であることを示すことができた点である.この手法を,一/二次元最大部分列和/積問題に適用し,その有効性を確認した.
後者については,構成的アルゴリズム論における代表的な融合定理(酸性雨定理)を適用可能とするための,変換対象関数の静的解析に関して研究を進めた.「色情報」も付加して型検査を行うことにより,従来のアルゴリズムでは抽象化できなかった,相互再帰定義された型のデータ構成子についても解析が可能になるとの見通しを得た.
この他,プログラム変換システムを試作段階から実用的な段階へと推し進める研究も行った.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Iwasaki,H.,Hu,Z.,Takeichi,M.: "Towards Manipulation of Mutually Recursive Functions" Proc.3rd Fuji International Symposium on Fuctional and Logic Pro-gramming. 61-79 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 岩崎英哉,胡振江,武市正人: "変換部品の組合せによるプログラムの最適化" 日本ソフトウェア科学会第15回大会論文集. 365-368 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 岩崎英哉: "構成的アルゴリズム論" コンピュータソフトウェア. 15・6. 57-70 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hu,Z.,Iwasaki,H.,Takeichi,M.: "Calculating Accumulations" New Generation Computing. 17・2. to appear (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hu,Z.,Takeichi,M.,Iwasaki,H.: "Diffusion: Calculating Efficient Parallel Programs" 1999 ACM SIGPLAN Workshop on Partial Evaluation and Semantics-Based Program Manipulation. 85-94 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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