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実行環境に動的に適応するソフトウェアの基本機構とそれに基く言語の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10139215
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

渡部 卓雄  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (20222408)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード適応的ソフトウェア / 移動コード / 自己反映計算 / リフレクション / メタレベルアーキテクチャ / モバイルオブジェクト
研究概要

現在までの主な成果を以下に示す.
(1) 動的適応のための基本機構DASとそれにもとづく言語LEAD++実行環境に動的に適応可能なソフトウェアを実現するための基本機構DASを提案した.基本的なアイデアは,呼び出された時点における実行環境に応じて振舞いを柔軟に変化させることができる適応可能手続きの利用にある.さらにこの機構自身が適応可能手続きを用いて(自己反映的に)実現される.そのため,実行環境の状態にもとづくソフトウェアの機能の一時的な制限やその解除といった柔軟な適応動作を,元のプログラムを修正することなく実現することができる.我々はDASを実現する言語LEAD++を設計・実装し,動的適応可能なソフトウェアの実装を通してDASの有効性を確かめることができた.LEAD++はJava言語へのトランスレータとして実装しており,複数のオペレーティングシステムで稼動する.
(2) 部分継続にもとづく移動コード機構 分散システムにおける動的適応を実現するためには,移動コードの技術が有効である.本研究で提案する機構では,部分継続(partial continuation)を具現化(reify)し,それを移動する単位としている.この機構では,プロセス移送(goプリミティブ),遠隔実行,巡回エージェント等の様々なコード移動形態を表現できる.特に巡回エージェントでは,(単純なgoとはちがって)必要な部分継続のみを最初に(具現化して)転送することが可能である.さらに具現化された部分継続を再利用すると,複数回の巡回に際し,継続の移動は最初の1回のみで済むというメリットがある.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 渡部 卓雄: "部分継続にもとづく移動コード機構について" ソフトウェア工学の基礎(FoSE'98). V. 10-19 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 天野憲樹・渡部卓雄: "LEAD:動的適応可能なソフトウェアを構成する言語の設計と実装" 情報処理学会論文誌. 39(9). 2629-2658 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Noriki Amano & Takuo Watanabe: "LEAD++:An Object-Ovienteal Lauguage for Dynamically Adaptable Software Model" IEICE ITC-CSCC'98. 1143-1146 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Noriki Amano & Takuo Watanabe: "LEAD:A Language for Dynamically Adaptable Applications" IEICE Trans:on Fundameutals Electronics.E81-A(6). 992-1000 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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