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ネットワーク上で成長発展可能な分散コンポーネントウェア開発方法

研究課題

研究課題/領域番号 10139239
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関新潟工科大学

研究代表者

青山 幹雄  新潟工科大学, 工学部, 教授 (40278073)

研究分担者 深澤 良彰  早稲田大学, 理工学部・情報学科, 教授 (20165252)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードコンポーネントウェア / 分散オブジェクト / Java / オブジェクト指向 / ソフトウェア再利用 / 仕様記述 / パターン / ソフトウェア進化
研究概要

ソフトウェアコンポーネントのインタフェース定義言語IDLを拡張し,インタフェースの意味を表わす動的挙動,コンポーネントを組み合せて実行する際のコンテキストならびにコンポーネントの電子商取引の情報を統一して記述できる言語SCL(Software specfication and Commerce Language)を提案し,その言語仕様を設計した.SCLはWebの記述言語であるHTML/XMLを拡張した言語仕様とし,Web上に表現できるようにした.特に,コンポーネントを取り巻くオブジェクトの相互作用が重要な働きをしている点に着目し,SCLの言語設計に複数のオブジェクトから成るコンポーネントの静的構造と動的挙動を表わす方法としてデザインパターンの枠組みを適用する方法を提案した.インターネット上でSCL情報の作成,収集,検索などを行うソフトウェアコマースブローカを提案し,そのプロトタイプを開発した.Web上でGUI形式のメニューからSCLを生成するSCLエディタ,エージェントを用いてインターネット上でコンポーネントのインタフェース情報を収集できる.実際に,16,000個のコンポーネント情報を収集,検索する実験を行い,SCLとソフトウェアコマースブローカの有効性を確認した.特に,コンポーネントの動的挙動は実行環境などの影響を受けることから,インターネット上でコンポーネントを遠隔試行可能なコンポーネントプレイヤの概念を提案し,Java Beansを対象とするプロトタイプを開発した.SCLとIDLや他のアーキテクチャ記述言語の仕様をインタフェース定義の記述能力の点で比較評価し,これらの言語より高い記述能力があることも確認した.
また,Java Beansコンポーネントを用いたアプリケーション設計において,MVCアーキテクチャを拡張してGUIと内部論理との独立性を高めた設計方法論BeaM(Bean for MVC)を開発した.BeaMでは,GU1部品とロジックを分離し,コンポーネントとして独立して組み合せることができる.さらに,BeaMによるアプリケーション開発を支援するBeamBuilderを開発した.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] M.Aoyama,et.al.: "An Architecture of Software Commerce Broker over the Internet." Lecture Notes in Computer Science. 1368. 97-107 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] M.Aoyama,et.al.: "A Commerce Broker of Software Components and Its Experience." Proc.IEEE 2nd Int'l Distributed Object Computing Workshop.155-161 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] M.Aoyama.: "Web-Based Agile Software Development" IEEE Software.15,6. 56-65 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] M.Aoyama,et.al.: "Experiment of Component-Based Software Develpopment on Multiple Distributed Object Enviroments" Proc.Asia-Pacific Software Engineering Conference 1998. 12-19 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] J.Shirogane,Y.Fukazawa: "Method of User-Customizable GUI Generation and its Evaluation" Proc.Asia-Pacific Software Engineering Conference 1998. 377-384 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 橘賢二,深澤良彰: "パターン解析による形式的仕様記述言語からのプロトタイプ生成系" ソフトウェア工学の基礎. V. 199-208 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 青山幹雄ほか: "コンポーネントウェア" 共立出版, 290 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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