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ダイナミックフローモデルによるプラスチックリサイクル技術の解析

研究課題

研究課題/領域番号 10141209
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

平尾 雅彦  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80282573)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードプラスチックリサイクル / ダイナミックフローモデル / ゼロエミッション / プロセス間リンク / 原油消費 / 分散データベース / オブジェクト指向 / 情報システム
研究概要

プラスチックは製造のための主原料と主エネルギー源がともに原油であるという特徴がある。プロセス間リンクの一種とみなすことができるPETボトルのカスケード型マテリアルリサイクルへのフローを増やしていったときの原油消費の変化を用途別に解析すると、全体として原油消費を減少させることがわかった。それは原料ナフサの消費を減らしていることが主要因であり、エネルギー源としての投入量はそれほど減少していない。リサイクルプロセスでの消費エネルギーが大きいシステムでは、燃料としての原油消費がリサイクル率とともに増加すると考えられるが、その場合でも原料ナフサの減少効果によって原油消費は減少する場合がある。ゼロエミッションを指標にしたとき、リサイクル技術は単独で評価するのではなく、それを組み込んだシステムとして評価しなければならないことが明らかになり、ダイナミックフローモデルによる解析によって、客観的に評価できることを示した。
このような評価のためには、プロセスデータが必須であるが、現状では収集することは極めて困難である。しかし、将来、各事業所がこのようなデータを公表する可能性がある。そのような状況では、データベースを集中管理するのではなく、各事業社が責任を持って管理することが望ましい。このような仕組みは、ネットワーク利用の分散情報技術で可能であり、その全体を1つの分散ゼロエミッションデータベースと見なすことができる。オブジェクト指向で設計されたシステムは分散データベースや評価システムを容易に接続でき、プロセス間リンクを検索することまで含め発展可能なシステムとなる。分散データベース管理、ライフサイクルモデリング、システム評価ができるソフトウェアの開発に着手し、基本的な動作確認を行った。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福島康裕,平尾雅彦: "ライフサイクルモデルによるPETボトルリサイクルシステムの評価" 電気学会論文誌. 118-C・9. 1250-1256 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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