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大学内化学物質管理システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 10141219
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

千葉 光一  名古屋大学, 工学部, 助教授 (20281066)

研究分担者 藤森 英治  名古屋大学, 工学部, 助手 (30291412)
浅井 勝一  名古屋大学, 工学部, 助手 (60151007)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード化学物質 / 管理システム / データベース
研究概要

大学では化学物質の購入、保管、使用、廃棄が講座単位で行われ、極めて少量多品種化しているため、管理システムとしては各講座における自主管理に適した型システムにする必要がある。それと同時に、全学規模においても化学物質の把握、さらには排出や廃棄を管理し、余剰化学物質の相互利用、廃棄化学物質の再資源化などを大学全体規模で行えるようにする必要がある。そこで、大学内化学物質管理システムを構築し、平成10年から工学部応用科学系15講座において、名古屋大学のホームページを利用して試験運用を行っている。システム構築の第一段階として、各講座における保管化学物質に関するデータベースを作成した。各化学物質をビン単位で管理するためのID番号を発行し、化学物質のデータとして、その名称(正式名、一般名、略称、英語名等)ともに、CAS No、量、グレード、製造メーカー、購入日、開封日、使用終了日、譲渡の意志、廃棄希望の有無、保管場所を入力した。さらに、それら化学物質の危険性および毒性に関する情報と関連する法規制を付加し、これを基本的なデータベースとした。データベース作成の結果、応用化学系15講座において保有する化学物質は、総数で約17,000本、CAS Noで分類される化学物質の種類は約11,000種に達し、その総量は約3,500kgであることが明らかになった。今後、本データベースを利用して、化学物質の使用状況や退蔵率、学内ので滞留期間、再利用や廃棄に可能性について検討し、最終的に学外にエミッションされる過程を調査することができる。
将来的には、化学メーカあるいは試薬メーカにも参加を要請して、通常の試薬ラベルと供に、化学物質の管理を目的とする統一バーコードを各容器ごとに発行するシステムを開発することができれば、さまざまなレベルや事業体において、よりきめの細かい化学物質管理が可能になる。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 千葉光一、浅井勝一、藤森英治、原口紘添恭、伊藤彰英、斎藤豊文、服部 忠: "大学内化学物質管理システムの構築" 環境科学会講演要旨. 225 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] K.Chiba, E.Fujimori, K.Asai,H.Haraguchi A.Itoh, T.Saito, T.Httori: "Chemical Substances Management System in Nagoya University" Proceeding of 4^<th> Asian Symposium on Academic Activities for Waste Management. 47-51 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 藤森英治、市川賢治、高田英之、浅井勝一、千葉光一、原口紘恭: "プラズマ分光法による廃棄物焼却灰試料の多元素分析と濃縮係数の評価" 環境科学会誌. 11(4). 363-372 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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