研究課題/領域番号 |
10141249
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
茅原 一之 明治大学, 理工学部, 教授 (80111566)
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研究分担者 |
石井 幹太 明治大学, 理工学部, 教授 (50125184)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ゼロエミッション / 物質循環プロセス / 市場形成 / ビジネスチャンス / インターネット / www / ネットワキング / 社会循環整備 |
研究概要 |
21世紀に向けて地球に優しく安全で快適な生活を維持できる人間活動および生産活動を創生するためには、ゼロエミッションをめざした新たな物質循環プロセスを構築することが必要である。そのためにゼロエミッションのための物質循環プロセスを実際に稼働させるための推進力としての市場形成の方法論を考察した。 すでに、特に主要先進国からはインターネット上に、人間活動および生産活動双方からの廃棄物処理あるいはリサイクルに関する膨大な量の情報があり、その中で市場形成の試みと思われる事例があり、市場形成技術、必要要件といったものを、抽出した。情報交流、教育広報も含めて、ゼロエミッションのための物質循環プロセス市場形成のためのネットワーキングの具体化を考察した。 インターネット上の関連サイトの検索、整理を進めた。それらデータベースをリンクし、ゼロエミッション情報を発信するためプロトタイプのサイトを作成した。ホームページは、ゼロエミッション物質循環プロセスの考えを示している。それは、従来の物流とゼロエミッション物質循環プロセスが実現したときの物流を比較検討、評価するための大枠の枠組みにつながる。まず鉱物、食料等、資源データ、その輸出入データ、生産、流通市場での物流データ、リサイクル状況そして異種産業プロセス間の廃棄物の資源化データ、さらに廃棄物の蓄積状況についてのデータに、リンクし、物流の絶対値における評価を試みた。新規のゼロエミッションのための物質循環プロセス市場形成のためのネットワーキングの具体化のアイディアが、資源採掘の鈍化、廃棄物蓄積の鈍化に影響する度合いが評価される。物質収支のみでなく、その再資源化アイディアの種々の質的変換に対する評価も重要である。ゼロエミッションのアイディアを、推進する社会環境整備状況についてのリンクも組み込んだ。環境報告書のような産業界の自主的変革と行政主導のPRTRのような法的規制、消費者による選択システムなど、推進力となる情報も集積した。
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