研究課題/領域番号 |
10143217
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
溝口 文雄 東京理科大学, 理工学部, 教授 (50084463)
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研究分担者 |
目黒 俊幸 東京理科大学, 基礎工学部, 助手 (20287478)
大和田 勇人 東京理科大学, 理工学部, 講師 (30203954)
山登 一郎 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (70111458)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | WWW / 視覚化 / WebMap / Hyperbolic Tree / 情報構造 |
研究概要 |
本年度はWWWにおけるユーザのブラウジングを支援するために、Webのリンク構造を解析してツリーを作成するツール(WebMap)を設計し、ブラウザに統合した。WebMapという名称はP.Domel(NCSA,1994)の開発したブラウジング履歴を木構造で視覚化させるヒストリシステムに由来する。一方、訪れたサイトが一望できるようにHyperbolic Tree(J.Lamping,PARC,1994)を利用したウエブの情報構造を表示する支援方法がある。本研究で設計したWebMapは、Hyperbolic Treeによる本構造の表示にヒストリの視覚化機能を加え、文書を示すノードに高さをつけられるようにレイアウトした。この高さには、サーバのアクセス解析の結果を反映させたので、ユーザは人気度の高い文書がどこにあるかを理解することが可能になる。また、WebMapをブラウザに統合したことにより、WebMapからブラウザに文書を表示することや、ブラウザからWebMapのツリーを変化させるといった機能を可能にした。 WebMapを評価するために、学生にWebMapを用いた場合と用いない場合でブラウジングしてもらった所、一定時間におけるアクセス時間が増加し、また人気度の高い文書へアクセスする割合も増加した。これより、WebMapを用いることで、後戻りのいらないブラウジングが可能になることと、 ノードの高さによりどこに人気のある文書があるかが発見しやすくなることが立証された。
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