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多機能型微小電極によるターゲット細胞の遺伝子発現制御

研究課題

研究課題/領域番号 10145209
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京農工大学

研究代表者

斉藤 美佳子  東京農工大学, 工学部, 助手 (20291346)

研究分担者 呉 基鳳  東京農工大学, 工学部, 助教授 (90272632)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード多機能型微小電極 / ターゲット細胞 / イネキチナーゼ
研究概要

近年、生物機能の解析において、個々の細胞単位での計測・制御が重要になっている。このような解析は、細胞単位でシグナルを与えたり、また同時に個々の細胞からシグナルを得る技術が不可欠である。本研究は、具体的にストレス応答遺伝子であるイネキチナーゼ遺伝子を選び、イネ培養細胞の中の単一の細胞をターゲットし、このターゲット細胞におけるキチナーゼ遺伝子の発現制御を行うことを目的とした。本年度は、次の項目を実施した。
1. イネ培養細胞への遺伝子導入と発現効率の解析:導入する遺伝子として、イネキチナーゼのプロモーターにグリーン蛍光タンパク(GFP)のcDNAを挿入したプラスミド(pCHI-GFP)を用いた。pCHI-GFPをターゲット細胞に導入した12時間後にエリシターを作用させ、更に1日後にGFPの蛍光を観察したところ、約22%の細胞からGFPの蛍光が観察された。
2. ターゲット細胞のにおけるエリシターによるイネキチナーゼ遺伝子の発現解析:エリシターの作用する第一段階について解析を行った。pCHI-GFPを導入した細胞に、エリシターを細胞内部に直接導入したところ、全ての細胞においてGFPの蛍光は見られなかった。そこで、これらの細胞に対して、細胞外部からエリシターを作用させたところ、約7.6%の細胞からGFPの蛍光が見られた。これらのことから、エリシターの作用する第一段階は、直接細胞内に入って作用するわけではなく、原形質膜を介してシグナルが伝わると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Hidekazu Sotoyama: "In Vivo Measurement of the Electrical Impedance of Cell Membranes of Tobacco Cultured Cells with a Multifunctional Microelectrode System." Bioelectrochem.Bioenerg.45(1). 83-92 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hideaki Matsuoka: "Use of a Microelectrode System as a Tool of the Quantitative Application of Wound to the Cell-to-Cell Junctional Membrane of Cultured Tobacco Cells." Denki Kagaku. 66(5). 532-536 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hidekazu Sotoyama: "Control of the Cross Membrane Potential of a Cultured Tobacco Cell and Simultaneous Measurement of the Electrical Impedance of Its Membrane." Electrochemistry. 67(1). 18-21 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hideaki Matsuoka: "Control of the Quantity and the Timing of Microinjection into a Bio-Cell with a Multifunctional Microelectrode." Electrochim.Acta. (in press). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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