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磁気微粒子を用いたマイクロ生化学素子の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10145256
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京農工大学

研究代表者

養王田 正文  東京農工大学, 工学部, 助教授 (50250105)

研究分担者 細川 和生  理化学研究所, 生化学システム研究室, 基礎科学特別研究員
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード磁気微粒子 / 磁気分離 / ビオチン / アビジン / マイクロ素子 / 遺伝子診断 / FITC / 型形成技術
研究概要

磁気分離を伴うマイクロ生化学素子開発のための基礎研究を行った.
モデル装置として,マイクロチャンネルを作成した.チャンネルの幅は200,400,800μmの3種類であり,シリコーンラバーの型成形技術を用いて作成した.本方法で作成した装置は透明であり磁気微粒子の挙動を顕微鏡により観察できる.また,分解して洗浄が可能なので磁気微粒子が詰まった場合にも対応できる.本システムを用いてマイクロ生化学素子内での磁気分離の基礎研究を行った.以下のような,磁気微粒子を用いた遺伝子診断のモデル系を用いて解析した.目的遺伝子をビオチンおよびFITCでラベルしたプライマーを用いて増幅し,アビジンを結合した磁気ビーズで捕集する.捕集したDNAをバッファーで洗浄後,制限酵素溶液を加え目的遺伝子を切断しFITCでラベルされた遺伝子を蛍光DNAシークエンサーを用いて検出した.比較的粒径の大きい粒子(2.8μm)を用いたため細いチャンネル内では詰まることがあったが,基本的には磁気微粒子の磁気捕集と洗浄はマイクロチャンネル内で可能であることが分かった.また,効率の評価はまだできていないが,マニュアル操作と同様にモデル系を実現可能であることが分かった.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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