• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ホウ素およびホウ素・窒素配位結合を含む新規電子系の創製

研究課題

研究課題/領域番号 10146235
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関山口大学

研究代表者

杉原 美一  山口大学, 理学部, 教授 (30112006)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードボレピノピロール / ヘテロ芳香族 / 双極子モーメント / 自己集合 / ビラジカル / 四面体性
研究概要

高分極性安定ヘテロ芳香族化合物設計と合成を目標としてボレピンにチオフェンあるいはピロールが縮環した系について検討してきた。最近1-メチル-6-フェニルボレピノ〔4,5-b〕ピロールの合成に成功し,一連の化合物との比較検討から1)電子的励起状態と基底状態の双極子モーメントの差,2)酸分解反応の速度差、3)パイ電子の非局在化の差などについて知見を得た。すなわちいづれの性質もヘテロール環の種類のみならず縮環形式に大きく依存する。
ジエチルボリルピリジンがジエチルボリル基の置換位置により二量体,四量体,六量体を形成することを明確とし,六量体については水酸基などを持つ置換基を新らたに導入し機能性発現をめざした。またエレクトロスプレーマス,タイムオブフライトマスがこれら集合系の会合度を決定するために有効であることを示した。さらにジエチルボリル基をボロン酸やボリン酸基に変えホウ素原子のルイス酸性度を低下させても会合していることを明確に示した。
ジエチルボリル基をクロロフェニルボリル基に変え,自己集合後金属還元を行い,二量体からはビラジカルを発生させることができた。今後発生収率を上げることが重要課題である。
自己集合性ボリルピリジン類のX線構造解析を行い,配位結合の強さと配位中心ホウ素原子の四面体性を明らかにすることができた。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Murafuji,Y.Sugihara: "The First X-ray Structure Determination of a Optically Pure Bismuthane" Organometallics. 17・9. 1711-1715 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Sugihara,T.Murafuji: "Structure of 8-(diethylborylmethylamino)-3-phenyl-1-azaazulene : characteristics of the non-alternant ligand"

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi