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through-space相互作用を介した分極効果と分子間水素結合に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10146251
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関北里大学

研究代表者

真崎 康博  北里大学, 理学部, 助教授 (60199677)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードthrough-space相互作用 / 分極 / 分子間水素結合 / トリプチセン誘導体 / アレン誘導体
研究概要

トリプチセン-2,6-ジカルボン酸1及びトリプチセン-2,6,14-トリカルボン酸2を、既知の方法で比較的収率良く合成した。次に1のカルボキシル基をアミノ基、あるいはヒドロキシル基に変換することを種々の反応により検討した。当初、試薬の等量制御や条件検討によって二つのカルボキシル基のうち、一つだけの変換が可能と考えられたが、結果として未反応物、一等量反応したもの、二等量反応したものの混合物が得られ、これらの分離が予想以上に困難であった。現在少量ながら目的物の一つである、2-アミノトリプチセン-6-カルボン酸3および関連化合物である2,6-ジアミノトリプチセン4が得られている。このように、カルボキシル基からの変換が期待どおりではなく、また生成物の分離精製も溶解度等の問題もあって困難であったため、別法によるアプローチを試みた。すなわち2,6-ジブロモアントラセンより得られる2,6-ジブロモトリプチセン6を合成し、それを用いて臭素の官能基変換を試みた。現在、2-t-ブトキシ-6-ブロモトリプチセン5が得られることがわかった。このルートでは、比較的大きなスケールで合成を進めることが出来ることがわかったため、現在6の大量合成を行っているところである。
以上述べてきたように、本年度は目的とするトリプチセン誘導体を合成する方法の探索を主として行い、少量ではあるがの目的物のうちの一つの生成が確認できた。今後より効率のよい方法を探し、目的物をグラムスケールで得たい。一方、新たな系としてテトラフェニルアレン誘導体の合成に着手しており、1,1-(4-ブロモフェニル)フェニル-3,3-(4-N,N-ジメチルアミノフェニル)フェニルアレン7を合成した。7の臭素を、カルボキシル基やホルミル基などの電子吸引性置換基に変換することを試みている。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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