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原始星の最大光度の測定

研究課題

研究課題/領域番号 10147204
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京学芸大学

研究代表者

土橋 一仁  東京学芸大学, 教育学部, 助手 (20237176)

研究分担者 佐藤 文男  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70154094)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード星間分子雲 / 星形成 / 電波天文学
研究概要

本研究の目的は、星間分子雲の内部で形成されている原始星のうち、一番明るい星(即ち一番大きな星)の質量が、母体分子雲の質量とどのような関係にあるのかを明らかにすることである。分子雲で形成される最大質量の星は、分子雲の寿命を決定する上で重要な役割を果たす。また、天文学上の大問題である「星の初期質量分布関数」の解明にも貴重なヒントを与える。
本研究では、分子雲と原始星の探査を銀河系内および系外銀河「大マゼラン星雲」内の星形成領域で行い、様々な質量をもつ約500個の分子雲サンプルを収集した(分子雲質量範囲=1〜200万太陽質量;主に文献サーベイによる)。その結果、一番大きな原始星の質量と母体分子雲の質量の間には、非常に良い相関関係があることが判明した。また、高温・高圧の電離水素領域(HII)中の分子雲においては、孤立した分子雲よりも光度で1-3桁明るい星が形成されていることも分かった。さらに、原始星の最大光度の分布は、母体分子雲質量の関数として、良く決まった上限をもつことも明らかになった。現在、得られたデータを説明するための星形成モデルの構築に取り組んでおり、平成11年度中には学会講演・学術雑誌・国際会議等で研究成果を発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.DOBASHI,F.SATO A.MIZUNO: "NEST OF MOLECULAR OUT FLOWS IN THE CIRCINUS CLOUD" Publications of Astronomical Society of Japan. 50. L15-L19 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 土橋一仁,林良一 喜久川 功,大村 浩: "学部教育における学生実験テーマの開発-太陽定数測定器-" 地学教育. 51. 237-249 (1988)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2018-03-28  

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