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UKシュミット望遠鏡・多天体分光器におるマゼラン星雲の観測

研究課題

研究課題/領域番号 10147206
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関岐阜大学

研究代表者

若松 謙一  岐阜大学, 工学部, 教授 (30021801)

研究分担者 唐牛 宏  国立天文台, 光赤外線天文学研究系, 教授 (30221196)
高羽 浩  岐阜大学, 工学部, 助教授 (90293539)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードマゼラン星雲 / 局所銀河群 / グレート・アトラクター / 赤方偏移 / 銀河サーベイ
研究概要

500km/sにも達する局所銀河群の特異運動の起源を調べるため、わが銀河系の近傍約5億の空間での銀河分布を調査する国際プロジェクトが南北両半球で進んでいる。我々のチームはforeground の星の密度が高くて背後にある銀河の検出が困難な銀河面を担当している。その延長の作業として、大小マゼラン星雲の背後の銀河サーベイに取り組み、以下のpreliminaryな結果を得た。
1. 大小マゼラン星雲天域のUKシュミット望遠鏡によるサーベイ・フィルムを王立エジンバラ天文台より購入し、また画像録画の機器を整備した。
2. J.R.Iバンドでの小マゼラン星雲のフィルムを比較検討し、Jバンドでサーベイを行う事とした。
3. 小マゼラン星雲の3つの天域のサーベイをほぼ終了し、これまでに約2500個の銀河を検出した。
4. 小マゼラン星雲の中心領域約1.5×1.0度は星の密度が高すぎて銀河を1個も検出できなかった。小マゼラン星雲内の吸収は最大0.7 mag と推定されているので、もし、angular size が2分以上の銀河があったなら見落とす可能性は極めて底いことから、小マゼラン星雲の背後には近傍銀河が隠されている可能性は低いことが分かった。
5. 小マゼラン星雲の周辺3×3度には多くの銀河が検出されたが、しかし、angular sizeが4分以上の銀河は極めて少ない。
6. 以上の、ことより小マゼラン星雲の背後には後退速度か10、000km/s以下の近距離の銀河団を存在しないことが分かった。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] T.H'asegawa: "Ophiuchus Supercluster" M'on.Note.Roy.Astron.Soc.in press (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] K.Kawara: "ISO deep far-infrared Survey in the “Lochman Hole"" Astron.& Astrophys.336. L9-L12 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] K.Wakamatsu: "Redshift Survey of Ophivchus Supercluster Region" Publ.Astron.Soc.Australia. 14. 143-145 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Taniguchi: "ISOCAM 7U Deep Survey of “Lochman Hole"" Astron.& Astrophys.328. L9-L12 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2018-03-28  

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