研究課題/領域番号 |
10147211
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
松田 卓也 神戸大学, 理学部, 教授 (20026206)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 降着円盤 / 降着流 / 数値実験 / 数値シミュレーション / 近接連星系 / IP Peg / 太陽風 / 星間ガス |
研究概要 |
降着流の研究および太陽風と星間ガスの相互作用の研究を行った。近接連星系における降着円盤の3次元数値シミュレーションを行い、最近ペガサス座IP星で発見された、降着円盤上の渦状衝撃波の観測と比較した。われわれの計算では、コンパクト星からラグランジュ点を経由して流れ出したガスは、降着円盤と衝突して、いわゆるホットスポットを形成するのではなく、円盤に観入することを発見した。 星風降着流の研究では、近接連星系における星風降着の2次元数値シミュレーションを行った。その結果、流れが2次元で、等温ガスの場合、マッハ数が大きいと、流れは非常に不安定になることを確認した。 また降着流に対する輻射抵抗の影響の研究も行った。この場合、流れの速さが光速に近くなると影響が現れる。輻射圧の影響は降着率を減少させる方向に働き、輻射抵抗の影響は増大させる方向に働く。両者の影響が重なり合って、結局は降着率は増大することが分かった。
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