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DNAと金属錯体の構造融合による集積型機能性金属錯体の創製

研究課題

研究課題/領域番号 10149260
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

塩谷 光彦  岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)

研究分担者 田中 健太郎  岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (40281589)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード核酸 / 金属錯体 / 集積型錯体 / ヌクレオシド
研究概要

DNAは核酸塩基間の相補的な水素結合により二本の鎖が特異的に会合し、塩基対間のスタッキングにより二重らせん構造を形成する。この水素結合による会合力を他の力に置き換えることにより、どのような機能の発現が期待できるだろうか。本年度は、金属錯生成を通して二本鎖構造を形成する人工DNAのビルディングブロックとなる3種のキレート型人工ヌクレオシドの合成を行った。具体的には、金属イオンと平面四配位型錯体を形成することが可能なフェニレンジアミン、アミノフェノール、カテコールを導入した3種の人工β-Cヌクレオシドを合成した。この人工ヌクレオシドは水素結合の代わりに金属錯形成により塩基対を形成することができる。例えば、フェニレンジアミンヌクレオシドと硝酸パラジウムとの錯形成をNMRおよびESIマススペクトルで調べた結果、ヌクレオシドとパラジウムが中性水中で安定な2:1錯体を形成することがわかった。現在、これらを用いたオリゴヌクレオチドを合成すべく、アミダイト法を使う自動合成、およびトリエステル法を使うバッチ合成を行っている。今後、この人工DNAの機能性材料への応用や遺伝子の人工コントロールへの応用を検討する。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2018-03-28  

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