研究課題/領域番号 |
10151235
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
大西 克成 徳島大学, 医学部, 教授 (10037400)
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研究分担者 |
有持 秀喜 徳島大学, 医学部, 教務員
片岡 佳子 徳島大学, 医学部, 助手 (40189303)
桑原 知巳 徳島大学, 医学部, 助手 (60263810)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 腸内菌 / 抗生物質 / PhIP / azoxymethane / ACF / リコペン / 機能的腸内菌 |
研究概要 |
1. 抗菌スペクトルの異なる抗生物質 bacitracin-neomycin-streptomycin(BcNmSm)、metronidazole(MNZ)またはkanamycinで処理したラットに、大腸発癌物質2-amino-1-methyl-6-phenylimidazo[4,5-b]pyridine(PhIP)を投与し、大腸aberrant crypt foci(ACF)数、DNA付加体量を調べた。その結果、ACF数はBcNmSmを投与したラットで有意に減少していた。しかし、DNA付加体レベルは各群間で有意な差がなかった。 2. 腸管内でPhIPの解毒抱合体を脱抱合する腸内菌叢由来のβ-glucuronidase、cysteine conjugate β-lyaseの活性を、上記の抗生物質処理を行ったラットの糞便を用いて測定した。その結果、β-glucuronidase活性およびcysteine conjugate β-lyase活性は、いずれの抗生物質によっても低下していた。 3. 各種腸内菌培養液を経口投与したラットにおけるPhIP誘発大腸ACF形成を観察すると、Bacteroides fragilis ATCC25285株、Clostridium perfringens GAI0668株、Clostridium butyricum NCIB7423株およびEscherichia coli W3110株を投与したラットではACF形成が培養液無投与PhIP群に比べて有意に抑制されていた。 4. リコペン産生プラスミド保有大腸菌の菌体をラットに投与し、大腸発癌物質azoxymethaneによって誘発されるACF数が抑制されるかどうかを調べた。その結果、リコペン産生大腸菌投与群ではベクタープラスミド保有大腸菌を投与した場合に比べてACF数が有意に減少していた。さらに、4個以上のaberrant cryptを持つfocusの数も有意に減少していた。
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