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p57KIP2遺伝子の小児腫瘍への関与の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10151239
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

向井 常博  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (40108741)

研究分担者 城 圭一郎  佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (90124809)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードゲノムのインプリンティング / 腫瘍サプレッサー / p57KIP2 / DNAメチレーション
研究概要

p57KIP2の腫瘍サプレッサーとしての活性の有無を明らかにするために、発現ベクターにp57KIP2遺伝子を組み込んだ組換え体を作成しG401細胞に感染させてコロニー形成能を観察したところ、ベクターのみのコントロールと比べてコロニー数が著明に減少していることがわかった。この結果は野生型のp57KIP2遺伝子は腫瘍抑制活性がある可能性を示した。そこでその結果を確認するために、テトラサイクリン添加で誘導可能な発現ベクターに組み込んだp57KIP2を作成し、コロニー形成能を観察することにした。現在これらの細胞株がKIP2蛋白質を発現しているかどうかをWestern Blotで確認している。
転写抑制のメカニズムを調べるために、先ずRDやG401等の腫瘍細胞株のゲノムDNAを用いてp57KIP2遺伝子を含む周辺領域2kbの範囲内でメチレーションの状況を調べた。そのために正常およびがん組織のメチル化感受性の制限酵素を用いてサザーン解析を行った。先ず、正常組織の脳、骨格筋などを用いた。解析する領域の全塩基配列はわかっていたので、使用する制限酵素としてメチル化感受性酵素を用いた。結果、メチル化感受性制限酵素の切断部位はすべて切断された。ついで、ガンで解析を行った。ウィルムス腫瘍由来のG401細胞株やRhabdomyosarcoma由来のRD細胞株を使用した。また、発現していない正常組織として肝臓を同時に解析した。用いた制限酵素は、メチル化感受性酵素である。結果は、予期に反して正常肝臓を含め、二つの細胞株とも解析可能なDNA断片はすべて生じ、両アリルともメチル化を受けていないことが判明した。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Bhuiyan,2・A etal: "Functional analysis of the p57KIPα gene mutation in Beckwith-wiedemsnn syndrome" Hum.Genet.(in press).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Schnienbacher,C etal: "Transcriptional map of 170kb region at chrosocome 11p15.5" Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 95. 3873-3877 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Soejima,H.etal: "Comparative RT-PCR and in situ hybridization analysis of humen p57KIP2 and LGF2 gene transcript in fefsl kidney and wilms eamer." Lab.Inrest. 78. 19-28 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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