研究課題/領域番号 |
10152251
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐々木 輝捷 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 教授 (00045494)
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研究分担者 |
青砥 宏 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 助手 (30285001)
石埜 正穂 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 講師 (30232325)
佐々木 洋子 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 講師 (60045424)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | タンパク質チロシンキナーゼ / 核移行 / 焦点接着 / CAKβ / PYK2 / Hic-5 / SH2ドメイン / GFP |
研究概要 |
1. CAKβ/PYK2は細胞質に細胞骨格に添って分布するが、A点変異CAKβは核にのみ局在し、核内タンパク質のチロシンリン酸化を促進した。COS細胞やCaco2細胞に野生型CAKβを発現すると、細胞の凝集が起こった。A点変異CAKβの発現では、発現量に差が無いにもかかわらず、細胞の凝集が起こらなかった。COS7細胞にGFP-CAKβを発現すると、発現タンパク質は細胞質に局在した。この細胞をLeptomycin Bの存在下に培養すると、GFP-CAKβは核に蓄積した。Hic-5は通常、焦点接着に局在するが、CAKβを共発現すると細胞質に存在するようになった。A点変異CAKβとの共発現では、一部のHic-5が核に見い出された。今後の研究により、CAKβの核における機能を明らかにしたい。2.Hic-5はそのTyr-60がCAKβによりチロシンリン酸化され、この部位にCskSH2ドメインが特異的に結合した。3.CAKβに結合するタンパク質を、酵母two-hybrid系を用いてクローン化した。4.補助金により購入した落射式蛍光読取装置は、CAKβおよびHic-5の変異体cDNAや発現vectorを調製する際に核酸の電気泳動分離像を記録する目的に、また、これらのタンパク質を電気泳動で分離した後、そのWestern-blot像を記録・保存する目的に使用した。
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