研究課題/領域番号 |
10153203
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
上出 利光 北海道大学, 免疫科学研究所, 教授 (00160185)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | B7-1a / 変異型補助シグナル分子 / CD44v / 転移 / オステオポンチン |
研究概要 |
(1)マウス高転移制腫瘍にB7-1、B7-2およびB7-1a遺伝子を導入し、腫瘍ワクチンとして使用可能か否かを検討した。B7-1aはB7-1およびB7-2に比し、同程度に免疫系を賦活することを明らかにした。 (2)B7-1aはB7-1やB7-2に比して、T細胞に抑制性シグナルを伝達するCTLA4に対する親和性が低く、遺伝子療法により適している可能性が示唆された。 (3)転移能を有さないラット腺癌細胞に各種変異型CD44vを遺伝子導入した。オステオポンチンに対する接着能および細胞遊走能が亢進した。CD44vは細胞表面でβ1インテグリン分子と物理的会合を行い、これによってオステオボンチンとの結合能を獲得し、α?β1を介して細胞遊走とC末端側への細胞接着を増強し、またα9β1を介してN末端側への細胞接着能を増強することが明らかとなった。
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