研究課題/領域番号 |
10153231
|
研究種目 |
特定領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
永田 靖 京都大学, 医学研究科, 講師 (10228033)
|
研究分担者 |
小久保 雅樹 京都大学, 医学研究科, 助手 (90283605)
光森 通英 京都大学, 医学研究科, 講師 (10263089)
平岡 真寛 京都大学, 医学研究科, 教授 (70173218)
|
研究期間 (年度) |
1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | 放射線治療統合システム / MR simulator / ファントム / ネットワーク |
研究概要 |
1. 本体ファントムを用いたMR画像の「ゆがみ」の定量化 まず、精度の確認のために、MRで人体ファントムを用いて、水平断面、矢状断面、前頭断面で個々の座標を測定し、MR画像の「ゆがみ」を定量化した。 画像中心から半径100mm以内では、水平断面、冠状断面、矢状断面のすべてにおいて、T1W1,T2WIともに中心からの位置のずれは固体均一ファントムと同様に2mm以内であった。これを空間軸別に検討すると、ファントムを仰臥位、頭部先行で撮影した場合の左右方向をX軸、頭尾方向をY軸、上下方回をZ軸とした場合X軸とY軸方向では1mm以内のずれであったか、Z軸方向では最大で1.8mmのずれがあった。半径100mm以内では、位置のずれは2mm以内であり、Z軸方向では半径100mmを超えた場合にずれが大きくなる傾向があった。 2. 放射線治療ネットワークにおける転送実験 本研究では、放射治療部門に配備された種々の異なった企業の画像診断装置、治療計画装置、照射装置間に、共通の転送規約DICOMを用いることによって、10Base-TのEthernet回線を機軸とした、共有のネットワークを形成した。特にCT,MRI,治療計画装置は全て異なった会社の製品であったために、各々の装置間の画像転送インターフェースを開発した。 実用的なラジオサージャリーシステムの完成のためには、治療計画情報のオンラインでの治療照射装置への転送をも実現する必要がある。現在までに、この治療計画装置と治療装置間のインターフェースの開発が未完成であり、今後の検討課題である。
|