• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

グルタミン酸受容体とカルシウム結合蛋白の発現相関とシナプス活動における機能的意義

研究課題

研究課題/領域番号 10156241
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関(財)東京都神経科学総合研究所

研究代表者

岡戸 晴生  東京都神経科学総合研究所, 病態神経生理学研究部門, 主任研究員 (60221842)

研究分担者 三輪 昭子  東京都神経科学総合研究所, 病態神経生理学研究部門, 主事研究員 (60142155)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードグルタミン酸受容体 / BDNF / アデノウイルス / カルビンジン / パルブアルブミン / カルシウムイメージング
研究概要

(1) グルタミン酸受容体発現とカルシウム結合蛋白発現の発現相関
ラット大脳皮質初代培養神経細胞への神経栄養因子の添加による、グルタミン酸受容体発現とカルシウム結合蛋白発現の変動を解析した。その結果、BDNF添加により、GluR1,2/3の蛋白発現が増加すること、GuR2に対するGluRl,3の量が増加することを、ウエスタンブロット解析により見い出した。このことは、AMPA受容体の、特にカルシウム透過性のタイプの発現が増加したことを示唆している。そこで、AMPA刺激によるAMPA受容体チャネルを介する細胞内のカルシウム上昇を調べた。この際、ブロッカーによって、膜電位依存性カルシウムチャネル、NMDAチャネルを介したカウシウム流入は阻害している。その結果、BDNF処理によって、カルシウム上昇の強い細胞の割合が増加していることを明らかにした。また、BDNF処理によって、calbindinD28K陽性細胞が増加し、かつウエスタンブロットによっても蛋白の増加が検出された。以上の事は、カルシウム透過型AMPA受容体とcalbindinD28Kが機能的に相関していることを示唆している。
(2) グルタミン酸受容体とカルシウム結合蛋白の発現相関の、LTPを含むシナプス伝達機構における機能的意義の解明
外来遺伝子を過剰発現させることで、in vivoにおける機能を明らかにすることを目指している。これまでアデノウイルスベクターを用いる方法を検討し、小脳皮質注入により、橋核ニューロンに逆行性に効率よく外来遺伝子を導入する系を確立している。そこで、calbindinD28K発現アデノウイルス、カルシウム透過型変異体GluR2Q発現アデノウイルスを作製した。後者が後シナプスレベルで機能し、シナプス伝達をカルシウム透過型に変容できることは、須藤らによって明らかにされた。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Sudo et al.: "Postsmaptic expression of Ca^<2+>-permeagle α-amino-3-hydroxy-5-methylisonazule-4-propimete type glutmete recpton channely by Viral-medioted gene transfer" Molecular Brain Research. (in press). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi