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キメラヘモグロビン結晶構造による蛋白質構造ブロック界面の分子進化機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10157212
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

白井 剛  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (00262890)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードヘモグロビン / 分子進化 / モジュール / X線結晶構造解析 / キメラタンパク質
研究概要

現存する蛋白質の構造は、それらが様々な構造ブロックを組み合わせて作られたことを物語っている。この研究では、ヘモグロビンの幾つかのモジュールをα鎖とβ鎖の間で交換して作られたキメラヘモグロビンの結晶構造解析を通じて、構造ブロックの組み替えが蛋白質の立体構造に与える影響と、その蛋白質進化における意義を考察した。結果として2種類のキメラヘモグロビン(モジュールM4置換キメラとモジュールm7置換キメラ)について構造解析に成功した。モジュールM4置換キメラは、ヒトヘモグロビンβ鎖のM4をα鎖のもので置換した蛋白質である。この蛋白質の結晶化は、キメラヘモグロビンのコンピュータモデルを利用した立体障害予測に基づいて、ポイントミューテーション(F133V)を導入することにより成功し、2.5A分解能で分子モデル構築を行った。モジュールm7置換キメラはサブモジュールm7を同様に置換したものであり、2.0A分解能で構造決定した。これらの構造から、モジュールのようなコンパクトな部分構造は比較的構造が安定であり、蛋白質の構築ブロックとして機能できることが示唆された。また、ブロックの組み替えに伴って生じる界面の不適合は側鎖の構造変化によって緩和されると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Shirai et al.: "Destgn,construction,crystallization,and prelimirary X-ray studies of a fine-tuning mutcnt(F133V)of wodule substtuted chimera hemoglobin" Proteins:Structure,Ftinction,and Eienetics. 32. 263-267 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] T.Shirai et al.: "Crystal somcture of a protein with an artifical Eron-shrffling, wodule V14-substituted chlwera hewogbbin Bα,or 2.5∠ resolution" Journal of Molecular Brolosy. (in press). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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