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トウモロコシ性決定因子SILKLESS1クローニングの試み

研究課題

研究課題/領域番号 10158206
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

吉岡 泰  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60202397)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1998年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワードプログラム細胞死 / 単子葉植物 / トウモロコシ
研究概要

TS2タンパク質のアミノ末端の一部の領域を欠失させたタンパク質をbaitとして用いて1.97x10^6の酵母細胞をスクリーニングし、最終的に16個をポジティブクローンを得た。これらのポジティブクローンの中にはTS2と高い相同性を示すもの、ラットのUDP-N-acetyl-glucosamine-peptide N-acetylglucosamirniyl trferase(O-GlcNActransferase)のタンパク質認識部位であるteteratricopeptide repeat(TPR)と高い相同性を示すもの、枯草菌のCLPproteaseのproteolytic subunit(CLPP)と高い相同性を示すものなどが含まれていた。現在、最終的に残った16個のクローンについて既知の性決定に関与する遺伝子座の近傍にマップされるかを調べるためにトウモロコシの染色体上での位置を決定している。最終的に得られた16個についてはTS2タンパク質との相互作用をより詳細に検討する必要があるが、これら16個をtasselseed2 interacting proteins(TIPs)の候補と考え、今後の解析に供する考えである。TS2と高い相同性を示すcDNAが得られた事は、TS2タンパク質がこのcDNAにコードされるタンパク質とへテロダイマー(あるいはへテロテトラマー)を形成する可能性を示唆するものと考えている。また、今回得られたCLPP相同タンパク質がTS2タンパク質を分解している可能性もあるのではないかと考えている。また、O-GlcNAc transferaseと高い相同性を示すクローンが得られたことはTS2タンパク質の活性が糖鎖修飾によって制御されていることを示しているのかもしれない。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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