研究課題/領域番号 |
10159208
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
依田 欣哉 名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 助手 (30126916)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ヒトセントロメア / CENP-A / CENP-B / αサテライトDNA / セントロメア特異的ヌクレオソーム / ジグザグモデル / in vitro再構成 |
研究概要 |
Woodcockによるジグザグヌクレオソームモデルに次のような特徴を与え、セントロメア特異的ヌクレオソームとして提唱した。(1)1αサテライトユニット=1ヌクレオソームユニット、(2)CENP-Bboxの配置=規則的(2merに一回)、(3)ヌクレオソーム構造のポジショニング(CENP-Bboxはリンカー部に位置する)、(4)CENP-Bは二量体を形成し、DNAをおりたたむ、(5)セントロメア特異的ヒストンH3=CENP-Aを含む。 このモデルを指導理念として実証的に実験を組み立て以下の結果を得た。(i)高品質の抗CENP-Aモノクローン抗体を作製した。(ii)オリゴレオソームを単離し免疫沈降法によってCENP-AとCENP-Bが同じオリゴヌクレオソーム上に存在することを証明した。この結果は、現在提唱しているモデルを支持する。(iii)CENP-A及びCENP-Bをバキュロヴィールス発現系によって発現し、精製した。ヌクレオソーム再構成系を構築しつつある。今後は、再構成系及びin vivo系を用いて、セントロメアヌクレオソーム構造の構造と機能を解明する。
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