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増殖因子受容体の機能阻害による精子分化制御機構解析

研究課題

研究課題/領域番号 10160216
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関熊本大学

研究代表者

高宗 和史  熊本大学, 理学部, 助教授 (20206882)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード精子形成 / 増殖因子受容体 / 機能阻害抗体 / 減数分裂 / アフリカツメガエル
研究概要

cDNAを得ることによりアフリカツメガエル(Xenopus laevis)精巣での存在が明らかになった6種の増殖因子受容体(c-kit、IGFIR、PDGFRα、FGFR2、Xenopus eph receptorsubfamily、flk)のうち、マウスやラットでも精巣での存在が確かめられているc-kit、IGF1R.PDGFRαに着目し、これらの細胞外ドメインを認識する抗体を作成することにした。c-kitに対するcDNAは、タンパク質をコードする領域全体を含んでいなかったため、新たに作成したcDNAライブラリーより再選別を行い、新規のc-kitホモログ1種を含む計2種のcDNAクローンを得ることに成功した。2種ともほぼ全長を含んでいたので、これらcDNAを利用して細胞外ドメインを認識する機能阻害抗体を作成していく予定である。また、IGF1RとPDGFRαについては、既にcDNAの塩基配列についての報告があったので、この情報をもとに現在抗体作成中である。一方、イモリとウナギの精子形成において重要な役割が示唆されているactivinについても調べてみた。アフリカツメガエルのactivin受容体に対するcDNAは、初期胚cDNAライブラリーより得られており、この情報をもとにRT-PCRで検索した結果、acitivin R1とactivin R2Bの精巣での存在を確認することに成功した。これら2種についても、抗体作成中である。この研究と平行して、体細胞分裂期から減数分裂期への分裂様式変換に伴って発現調節を受ける遺伝子の検索を行っていたところ、新規の遺伝子pXTO-1Tを見い出すことに成功した。この遺伝子がコードするタンパク質に対する抗体を作成し、その存在場所を調べたところ、第一精母細胞と第一卵母細胞に最も多く存在しており、減数分裂において重要な働きをしていることが予想された。卵母細胞への抗体の顕微注入は容易であるので、この方法を用いて機能阻害実験を行いpXTO-1Tタンパク質の機能を明らかにしていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Junnnosuke Inoue: "A family with Liddle's syndrome caused by a new missense mulation in the β subunit of the epithelial channel." J.Clin.Endocrinol.Metab.83・6. 2210-2213 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 片桐千明: "両生類の発生生物学" 北海道大学図書刊行会, 372 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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