研究課題/領域番号 |
10161205
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
普後 一 東京農工大学, 農学部, 教授 (90111640)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | カイコガ / 精巣 / エクジステロイド / 前胸腺 / 環状ヌクレオチド / 精巣被膜 |
研究概要 |
前胸腺あるいは精巣でのエクジステロイド(Ecds)合成を制御しているペプチドホルモンについて、それらの作用機構、時間的合成調節機構の解明、相互作用、変態・脱皮にかかわる他のホルモンのエクジステロイド合成系への介入などを明らかにするため実験を行った。本年度は、精巣におけるエクジステロイド合成について検討した。 精巣におけるEcds含量は、体液Ecds変動とほぼパラレルであった。精巣Ecdsは主にエクジソンと20-ハイドロキシエクジソンであった。5齢6〜8日目での抱合型と遊離型のEcds含量に変化がみられ、精巣でのEcds存在形態に新知見を提出することとなった。遊離腹部や培養精巣へのラベルエクジソンの取り込み実験から、精巣で独自のEcds代謝系が存在することが明らかとなり、更にラベルされたコレステロールの取り込み実験より、精巣ではコレステロールを素材としてEcdsを合成していることが判明した。 精巣全体と精巣被膜でのEcds含量の比較を行った。その結果、精巣被膜には全体の30〜44%程度のEcdsが認められ、Ecds合成場所はほぼ精巣被膜であることが判明した。幼虫脳における精巣Ecds合成刺激活性物質の検索を行ったが、確実な証明にはいたらなかった。一方、精巣Ecds合成と環状ヌクレオチドとの関係を検討したところ、5-10mMのcAMPによって精巣培養液中のEcds含量は対照区の約2.25倍増加した。さらに精巣被膜の培養ではcAMP存在下では約3.5倍のEcdsが培養液中に検出された。
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