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受容体チロシンキナーゼのポリユビキチン化を触媒する酵素群の同定とその機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 10163204
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

森 聖二郎  千葉大学, 医学部, 助手 (50270848)

研究分担者 齋藤 康  千葉大学, 医学部, 教授 (50101358)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード血小板由来増殖因子 / ユビキチン / Cbl
研究概要

我々は、血小板由来増殖因子(PDGF)受容体をはじめとするモノマー構造を有する受容体チロシンキナーゼの多くが、リガンド刺激依存性にポリユビキチン化すること、ならびにポリユビキチン化された受容体は細胞内でプロテアソームにより速やかに分解されることを発見し、これが新しいタイプの受容体チロシンキナーゼのシグナル伝達抑制メカニズムの一つであることを提唱してきた。本研究は、これらの研究結果を踏まえ、受容体ユビキチン化のより詳細な分子メカニズムを解明する目的で、この反応を触媒する酵素群の同定を企図したものである。本年度の研究により、プロトオンコジーンCblが、PDGF受容体上に我々が以前同定していたC末端のユビキチン化酵素結合部位に結合し、この結合が受容体のユビキチン化に必須であることを発見した。さらに、v-Cblはc-Cblにドミナント・ネガティブに作用し受容体のユビキチン化を抑制することにより、受容体の増殖刺激活性を高めていることを明らかにした。この研究は、v-Cblのオンコジーンとしての作用発現メカニズムを明らかにした画期的発見であると自負している。さらにこの研究は、受容体ユビキチン化のメカニズムを分子レベルで明らかにする端緒となる研究成果と言える。今後は、おそらく複合体をなして機能していると想定されるユビキチン化酵素群の全容解明に向けて、Cblを足掛かりにさらに研究を進めて行く予定である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Seijiro Mori,et al.: "Platelet-derived growth factor activates p38 mitogen activated protein kinase through ras-dependent pathway which is important for actin reorganization and cell migration." The Journal of Biological Chemistry. 274(印刷中). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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