研究課題/領域番号 |
10166203
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
中川 昌子 千葉大学, 薬学部, 教授 (40009171)
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研究分担者 |
川手 智彦 千葉大学, 薬学部, 助手 (50195111)
西田 篤司 千葉大学, 薬学部, 助教授 (80130029)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | キニーネ / スフィンゴシン / 抗マラリヤ活性 / L-threo-PPMP / 立体選択的合成 / ガーナ-アルデヒド / 1-アリール-2-アミノプロパノール / キニーネ・スフィンゴ脂質ハイブリッド |
研究概要 |
本研究ではPPMPおよびPDMPの4種立体異性体の簡単な立体選択的合成法の確立、及び得られる立体異性体、誘導体の抗マラリヤ活性評価を行った。更なる展開としてPPMPと抗マラリヤ剤、キニーネとの構造の間の類似性に着目し、キニーネ・スフィンゴ脂質ハイブリッド体の合成を行い、新たなリード化合物の探索を行った。 光学活性複素芳香環置換PPMP誘導体の立体選択的合成 本研究では既に確立したPPMPおよびPDMPの立体選択的合成法に従い、ピリジン環、キノリン環の導入を行い、PPMPと抗マラリヤ剤、キニーネとの構造の間の類似性に着目したキニーネ・スフィンゴ脂質ハイブリッド類縁体の合成を行った。 抗マラリヤ活性 得られたPPMP立体異性体及び類縁体の抗マラリヤ活性を測定した。その結果、ジアステレオマー、および光学異性体間に活性の差が観測され、その中でばL-threo-PPMPが最も強い活性を示した。2-ピリジン類縁体は、比較的弱い活性しか示さなかった。4-キノリル誘導体はわずかながらではあるが、選択毒性を示した。全体としてこれらの化合物の選択毒性(マウス乳がん由来FM3A細胞に対する毒性との比較)は低く、今後更なる構造変換の必要性が示唆された。
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