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網膜色素変性症のゲノムマッピング

研究課題

研究課題/領域番号 10168222
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

直井 信久  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (50211412)

研究分担者 辻 雅裕  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (50274791)
中馬 秀樹  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (20244204)
中崎 秀二  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (40291546)
丸岩 太  宮崎医科大学, 医学部, 講師 (70209691)
新井 三樹  宮崎医科大学, 医学部, 講師 (10253832)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード網膜色素変性症 / 常染色体優性遺伝 / 連鎖解析
研究概要

網膜色素変性症retinitis pigmentosa(RP)は遺伝性難治眼疾患である。RPは遺伝的異質性が高く、常染色体優性網膜色素変性症autosomal dominant RP(ADRP)では2つの遺伝子(Rhodopsin、Peripherin/RDS)と7つの遺伝子座が同定されている。欧米ではRhodopsinと19q13.4に連鎖する家系は多いとされるが、わが国ではRhodopsinの異常によるものは少なく、日本人のADRPの原因遺伝子の発見を目標にADRPの大家系の連鎖解析を行っている。インフォームドコンセントを得て対象の家系34名から表現型の確認、採血を行った。罹患者9名のうち4名は典型的RPを呈していたが、5名は軽症で確定診断のため網膜電図、視野検査を要した。次に罹患者9名を含む21名で既知の原因遺伝子座との連鎖を検討し、Rhodopsin、Peripherin/RDS、1cen、7p、7q、8q、17p、17qとは連鎖がないことを確認した。また、Peripherin/RDSはROM1との2遺伝子性遺伝を示す家系の報告があり、この家系の患者でPeripherin/RDSをSSCP法で検討したが変異は認めなかった。ROM1についてはdirect sequencing法での検討がほぼ終了し、これまでのところ変異は認めていない。19q13.4についてはD19S418で最大ロッドスコア1.71(θ=0.12)となった。最近19q13.4に連鎖する家系でPRKCG遺伝子異常Arg659Serをもつ家系が報告され、PRKCGのコドン659を含むエクソン18をdirect sequencing法で検討したが本家系の患者では異常は認めなかった。またPRKCGの前後のマーカーDl9S572、D19S924で連鎖のないことを確認した。現在D19S418の近傍の複数のマイクロサテライトマーカーでの検討を計画している。これで連鎖が否定されればゲノム全体でのマイクロサテライトマーカーによる連鎖解析を行いたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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