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2次元電気泳動法による特定遺伝子欠失変異株の遺伝子産物のマッピングと構造決定

研究課題

研究課題/領域番号 10168223
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

中山 建男  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (60031712)

研究分担者 菊池 秀彦  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (10301384)
武知 進士  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (10222100)
高見 恭成  宮崎医科大学, 医学部, 講師 (80236356)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1998年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
キーワード枯草菌 / 2次元電気泳動 / 特定遺伝子欠失変異株 / カタボライトレプレッション / 胞子 / 発芽
研究概要

1) 枯草菌蛋白質の発現プロファイルの標準パターンに関する成果は以下の通りである。2次元電気泳動後、メンブレンにブロットしてクマジーで染色し、数100個のポジティブスポットを認めた。アミノ酸配列は、直接、N-末端から決定し、ゲノムデータベースでマッチングを調べた。現在、約180個の同定を終了している。さらに、10数個の表層蛋白質の候補を同定することが出来た。これらのほとんどはN-末端ペプチドが切断されていた。また、スポアを可溶化し、SDS-PAGEで分画し、新たに約10個のスポア蛋白質を同定することが出来た。
2) 環境変化に伴って変動する遺伝子(産物)に関する成果は以下の通りである。コントロールおよびグルコース添加の条件下で蛋白質を調製し、2D-PAGE後、エレクトロブロットした。グルコース添加の条件下で消失した約20個のスポットのアミノ酸配列を解析した。これらのほとんどはcre sequenceを有し、グルコースによるカタボライトレプレッション(CR)を受ける蛋白質であることが明らかになった。この中には、既知遺伝子のほかに新たにCRを受ける遺伝子も含まれていた。
3) 特定遺伝子を破壊した変異株の解析に関する成果は次の通りである。遺伝子変異修復系の因子であるmfd蛋白質はスポア後期に影響を与える。この欠失変異株のスポアから野生株と比べて容易に抽出出来る数個の蛋白質を同定した。スポア形成T_4からSigK依存的に発現するyabG破壊株はL-Alaに対する発芽応答が低下する。野生株と比べてこの変異株のスポアから約10個のスポアコート蛋白質が容易に可溶化された。したがって、yabGはスポア蛋白質を架橋する酵素かあるいは架橋酵素の基質である可能性がある。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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