研究概要 |
1.キュウリNADPH-プロトクロロフィリド還元酵素遺伝子5'上流領域断片とホタルルシフェラーゼ遺伝子との融合遺伝子を作製し,パーティクルガンでキュウリ黄化子葉に入れ,トランジェットアッセイ法により,ベンジルアデニン応答性のシス領域を解析した。 2.1の結果,キュウリNPR遺伝子の転写開始点上流約-550塩基から約-450塩基の間にシス領域の存在が示唆された。 3.2の領域中のコンセンサス配列AAGA--AATTGAは,MGDG合成酵素遺伝子上流にも存在し,他の研究者のベンジルアデニン関連のシス領域にも存在していた。 4.今後,deletion assay, gain of function assayなどにより,3のコンセンサス配列が,ベンジルアデニン応答性のシスエレメントであるか否かを検証する予定である。 5.MGDG合成酵素遺伝子の転写レベルは,キュウリ子葉をベンジルアデニン処理にすることにより高まった。NPRと同様なトランジェントアッセイを行う予定である。
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