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培養細胞系を用いたWnt/Winglessシグナル伝達経路の生化学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 10171216
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

柳川 伸一  京都大学, ウイルス研究所, 助手 (70183978)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードWnt / Wingless / シグナル伝達 / 発生
研究概要

Wnt/Wingless(Wg)内情報伝達経路について、その生化学的解析に理想的なDrosophila翅原基由来細胞clone-8を用いた培養細胞系を確立し、この系を用いて、Wg経路で生じる生化学的変化につき解析した。
1) Wnt/Wgシグナル伝達におけるマウス及びDrosophila Axin分子の機能に関する比較解析
Axinはβカテニン、GSK3-βそして癌抑制遺伝子産物APCをともに直接結合するドッキング蛋白質であり、GSK3-βによるβカテニンの特異的リン酸化を著しく促進する事によって、βカテニン蛋白量を負に調節していると考えられている。このAxinはβカテニンの負の制御因子であるとの報告に対し、我々はDrosophilaのSchneider S2細胞内でマウスAxin蛋白質を強制発現すると、著しいArmの蓄積が誘導されることを見いだした。この効果の分子機構を解析した結果、マウスAxin蛋白質の過剰発現により、S2細胞内で、マウスAxin,ZW3からなる複合体が多く形成される為に、Armの分解を促進する機能を備えたDrosophia Axin,ZW3,Armの三者を含む複合体の形成が阻害され、Arm蛋白の蓄積が生じると考えられた。
2) マウスDishevelled,Dvl-1,Dvl-2のWnt/Wgシグナル伝達経路における生化学的機能の解明
マウスNIH3T3,L,C57MG細胞を可溶性Wnt-3A蛋白で3時間処理すると、βカテニン蛋白の著しい細胞質内蓄積が観察され、さらにそれと同時にDvl-1,2分子のSer/Thrリン酸化の亢進が生じた。ここに始めてDshと同様に、DvlもWnt刺激によりリン酸化を受け、活性化されることが確認された。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shin-ichi Yanagawa: "Identification and Characterization of a Novel Line of Drosaphila Schneider S_2 Cells That Respond to Wingless Signaling." The Journal of Biological Chemistry. 273・48. 32353-32359 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Jong-Seo Lee: "IAP Mediated Activation of Notch4/int-3 Gene in a Mammary Tumor: Generation of Truncated NotchA/int-3 mRNAs by Retroviral Splicing Exeuts" Journal of Virology. 73・6(in press). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2025-11-17  

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