研究課題/領域番号 |
10172205
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
本間 光一 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (90251438)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | calreticulin / 抗菌ペプチド / 好中球 |
研究概要 |
本研究課題は、calreticulinの好中球活性化における機能を解明することを目的としている。これまでに研究代表者は、昆虫の抗菌ペプチドをリードとして、より抗菌性を高めたペプチド(L5)が、マウスにおいてMRSAの感染を防御すること、及びその作用メカニズムの一つとして、L5が好中球を活性化し活性酸素を産生させることを示してきた。さて本年度、解析をさらに進めた結果、L5は細胞膜画分に存在するcalreticulinと特異的に結合することがわかった。そこでL5を好中球に作用させる前処理として、抗calreticulin抗体を添加しておいたところ、L5による好中球の活性化がほぼ完全に阻害されることが明らかになった。さらに、calreticulinの好中球における局在を明らかにするために蛍光抗体法を行ったところ、細胞膜におけるcarleticulinの存在が確認された。これらの結果は、L5による好中球の活性化が細胞膜に存在するcalreticulinを介した反応であることを示している。細胞膜に存在するcalreticulinが、いかにして活性酸素産生系まで情報を伝達するのかを明らかにすることが今後の重要な課題である。
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