研究課題/領域番号 |
10172213
|
研究種目 |
特定領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤田 潤 京都大学, 医学研究科, 教授 (50173430)
|
研究分担者 |
城戸 常雄 京都大学, 医学研究科, 助手 (30301237)
伊藤 克彦 京都大学, 医学研究科, 講師 (90281097)
|
研究期間 (年度) |
1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | 受精 / 熱ショック / APG-1 / APG-2 / シャペロン / 脳虚血 / ノックアウトマウス |
研究概要 |
1. APG-1遺伝子をホモに欠失したノックアウトマウスを、ヘテロマウスの掛け合わせにより産生した。発生段階、出生後における形態異常はなかった。生殖能力にも変化がなかった。腎機能を解析中である。また、マウスの遺伝的バックグラウンドの影響も考え、バッククロス中である。 2. APG-1蛋白質,APG-2蛋白質の分子シャペロン活性を証明した。 3. APG-1蛋白質,APG-2蛋白質はウニ卵細胞の受精に必須の精子受容体と構造が類似しているので、生殖細胞におけるAPG-1蛋白質,APG-2蛋白質の機能を解析した。マウス卵巣ではAPG-2が卵の表面と顆粒膜細胞に発現していること、APG-2に対する抗体がinvitroでマウス卵の受精を阻害することを見出した。精子受容体として機能しているのか、受容体の機能を調節しているのか、さらに解析が必要である。精子形成細胞がAPG-1を産生しており、精液中にもAPG-1が存在していた。機能は不明である。 4. APG-1のisoform(APG-1β)の機能を、APG-1と比較するためにリコンビナント蛋白を作成中である。 5. ラットの一過性脳虚血モデルにて、APG-1、APG-2発現の亢進を認めた。神経の虚血に対する抵抗性に関係しているのかもしれない。
|