研究課題/領域番号 |
10172225
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 昇志 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50158937)
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研究分担者 |
鳥越 俊彦 札幌医科大学, 医学部, 助手 (20301400)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | HSP / pRb / HSC73 / HSP40 / 20Sプロテオゾーム / 蛋白分解 / 細胞周期 |
研究概要 |
網膜芽細胞腫蛋白質(pRb)は腫瘍抑制遺伝子産物として細胞周期の制御に必須な働きをしている。我々の以前の研究によりpRbはその非リン酸化型が73kD heat shock cognate(HSC73)と複合体を形成することが示されているが、今回この意義につき解析を加えた。その結果、凝集した非リン酸化pRbは20Sプロテオゾームによりただちに分解されるが、リン酸化pRbはこれに抵抗性であること、HSC73はHSP40と共用してpRbの凝集および20Sプロテオゾームからの分解を阻止していることなどが明らかになった。これらの事実はHSC73が非リン酸化pRbの選択的な分子シャペロンとして重要であり、ひいてはpRbの機能発現にHSC73が必須な働きを行っていることを意味している。
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