研究課題/領域番号 |
10173228
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
後藤 聡 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助手 (60280575)
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研究分担者 |
林 茂生 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助教授 (60183092)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ショウジョウバエ / 翅・脚 / EGF / 細胞運命 / decapentaplegic / spitz / MAP kinase / 成虫原基 |
研究概要 |
本年度は、ショウジョウバエの翅・脚の原基が胚期に形成されるときに、EGFレセプターを介したシグナルが重要な役割を果たしていることを明らかにした。細胞外シグナル因子Wingless(Wg)によって翅・脚共通の前駆細胞が誘導されたのち、違う種類の細胞外シグナル因子Decapentaplegic(Dpp)の濃度の差によって翅または脚の運命に決定される。EGFレセプターの突然変異体では、この運命決定の過程に異常が生じて、脚原基が正常に形成されなくなった。また、EGFレセプターのリガンドであるSpitzの変異体や、レセプターの下流で働いていると考えられているMAPKカスケードの変異体でも同様の表現型を示したので、Spitz-EGFR-MAPKカスケードというセットが、脚の運命決定に必要であることがわかった。
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