研究課題/領域番号 |
10174226
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
木村 穣 東海大学, 医学部, 教授 (10146706)
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研究分担者 |
佐藤 正宏 東海大学, 総合医学研究所, 助教授 (30287099)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 遺伝子発現 / マウス受精卵 / 母性RNA / poly A / CPE / Cytoplasmic Polyadenylation / Polyadenylation / RNA鎖伸長 |
研究概要 |
本研究では、実施計画に従い以下の成果を得た。 (1) 鎖長の伸長・短縮の実体を塩基配列レベルで明らかにする新たな方法として、RNA鎖の3'末端に合成オリゴリボヌクレオチドをT4RNAリガーゼにより直接付加した後、逆転写反応とPCRにより、SSEC-DRNAの3'領域を増幅し、この増幅産物を直接に塩基配列決定するという方法に挑戦した。これにより、SSEC-DRNAの3'末端領域に約370個のアデニンに相当するピークが得られた。母性型SSEC-DmRNAには元来100ヌクレオチド程度のpoly(A)鎖がついており、これが受精後さらに300ヌクレオチド程度伸長されることにより鎖長が増大しているものと考えられた。しかし、この300ヌクレオチド内には他の塩基が挿入されている可能性もあり、今後明らかにするべき課題と考える。 (2) 接合子型mRNAの合成をα-Amanitinによって阻害する、あるいは受精後のDNA合成をAphidico1inにより阻害した実験では、薬剤を添加しない場合と同様に母性型SSEC-DmRNAが1-2細胞期に伸長した後、短縮し、その後分解されることを観察したが、シクロへキシミドを添加した場合は、伸長が直ちに停止し、このRNAサイズの変化はタンパク質の合成が必要であることが判明した。 未受精卵でも受精の刺激なしに基本的に同様の変化が見られることから、今後このRNA長変化に関わるcis elementとtrans acting factorを明らかにするとともに、その生物学的意義を明らかにしていきたい。
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