• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

神経細胞死の防御に関与するD-アミノ酸酸化酵素の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 10176224
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関徳島大学

研究代表者

福井 清  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (00175564)

研究分担者 冨田 優美子  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助手 (00089913)
坂井 隆志  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助手 (80284321)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードD-アミノ酸酸化酵素 / D-セリン / グリア細胞
研究概要

培養アストロサイトにおけるD-アミノ酸酸化酵素遺伝子の発現の解析
D-体のアミノ酸の中枢神経系における機能に関して、タイプ2アストロサイトに主としてその存在が認められるD-セリンが、NMDA受容体のアロステリック作動薬として作用することが明らかにされている。このD-セリンの代謝酵素として位置づけられるD-アミノ酸酸化酵素(DAO)の中枢神経系における生理的意義を追究する目的で、本酵素遺伝子の培養アストロサイトにおける発現の解析を行った。
Wistarラットの大脳皮質由来の、グリア細胞初代培養系を用いて、さらに振盪培養(260rpm 18hr)を加えることにより、タイプ1アストロサイトよりタイプ2アストロサイト、オリゴデンドロサイト、ミクログリアを分離した。これらの培養細胞におけるDAO遺伝子の発現を、RT-PCR法にて検索したところ、タイプ1アストロサイトにおいてDAOをコードするmRNAの発現が認められた。またラットグリオーマ由来とされている樹立細胞株C6細胞における発現を同様に検索したところ、大脳皮質由来のグリア細胞と同様に、低いレベルながらDAO遺伝子の発現が認められた。
次にD-セリン添加がこれらの培養細胞に及ぼす影響について、エリスロシンBを用いてviabilityに関する検討を行った。その結果、大脳皮質由来グリア細胞に比して小脳由来のグリア細胞では、D-セリン添加により顕著な細胞死の誘導が観察された。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 福井 清: "培養アストロサイトにおけるD-アミノ酸酸化酵素遺伝子の発現の解析" ビタミン. 73(印刷中). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 陣内 自治: "D-セリンの聴覚に対する影響" Audiology Japan. 41・5. 359-360 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 冨田 優美子: "マウスレニン結合蛋白質の遺伝子クローニングによる構造解析" 生化学. 70・8. 1014 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 坂井 隆志: "胚性腫瘍細胞を用いた分化制御因子群の同定の試み" 生化学. 70・8. 935 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Takashi Sakai: "Functional Replacement of the Intracellular Region of the Notch1 Receptor by Epstein-Barr Virus Nuclear Antigen2" Journal of Virology. 72. 6034-6039 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 陣内 自治: "内耳における神経情報伝達" 耳鼻咽喉科臨床. (印刷中). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 三宅可浩: "タンパク質化学" 矢島浩明編(広川書店)(印刷中), (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi