研究課題/領域番号 |
10178105
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
谷口 直之 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90002188)
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研究分担者 |
鈴木 明身 理化学研究所, フロンティア研究システム, グループリーダー (70134533)
斎藤 政樹 明治薬科大学, 教授 (60012762)
村松 喬 名古屋大学, 医学研究科, 教授 (00030891)
川嵜 敏祐 京都大学, 薬学研究科, 教授 (50025706)
小川 智也 理化学研究所, 理事 (30087572)
辻 崇一 理化学研究所国際フロンティア, チームリーダー (90124677)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
86,400千円 (直接経費: 86,400千円)
2001年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 26,900千円 (直接経費: 26,900千円)
1999年度: 27,800千円 (直接経費: 27,800千円)
1998年度: 28,700千円 (直接経費: 28,700千円)
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キーワード | 糖鎖 / 複合糖質 / 糖鎖リモデリング / 糖鎖遺伝子 / 糖タンパク質 / 糖脂質 / プロテオグリカン / 糖転移酵素 |
研究概要 |
糖鎖は、糖タンパク質、糖脂質、プロテオグリカンといった複合糖質の重要な構成成分であり、生体内で重要な役割をになっていることはふるくから知られていた。しかし、以前の糖鎖研究は構造解析が主流であり、糖鎖の生理的意義や生物学的な機能を解明するには必ずしもいたってはいなかった。糖鎖の生合成に関与する糖転移酵素の遺伝子(糖鎖遺伝子)が多数クローニングされ、これを用いて細胞レベルや個体レベルで糖鎖構造を改変することが可能になった。本研究領域はこのような糖鎖遺伝子によるリモデリングを駆使して、細胞内シグナル伝達、細胞間糖鎖シグナル、細胞分化、細胞増殖などの点から解析をおこない、タンパク質分子や核酸分子からの研究だけでは十分に説明できなかった生命現象を明らかにすることを目的とした。さらに、このようなアプローチによって既存の医学生物学生物学領域の研究に新しい視点や展開を与えることを目指した。 遺伝子産物に糖鎖が付加してはじめて最終的な機能分子が形成される場合がきわめて多いという事実は、ゲノム研究だけで生命現象を理解することはきわめて難しいことを示しており、ポストゲノム研究の中で糖鎖生物学は大変重要な位置を占めることが認識されつつある。3年間という比較的短い期間であったが、本研究領域では多くの優れた成果を得ることが出来た。この分野の研究の発展に本研究領域の果たした役割はきわめて大きく、癌研究や免疫など、関連のある他の研究分野にも寄与できたと考えている。
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